RoAD to the L4 自動運転レベル4等先進モビリティサービス
研究開発・社会実装プロジェクト

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各地の取り組み:下野市

1.運行地区の情報

栃木県提供

◆人口

  • 市町村の総人口:約59,000人
  • 運行地区の総人口:約5,400人

◆運行地区に関する情報

  • 栃木県は全国有数の自動車社会
  • 下野市はJR自治医大駅の他2駅の鉄道駅を抱える一方、鉄道駅から市内各地への二次交通のバスネットワークのカバー率は面積ベースで13.7%、人口ベースで42.9%
  • 交通空白地には市全体の57.1%が居住、高齢者はそのうち57.3%
  • 本路線は、JR自治医大駅と自治医科大学附属病院を結ぶ路線で、主な利用は通院

2.事業概要

◆取り組み体制

  • 事業主体:栃木県県土整備部交通政策課
  • 運行業務の受託者:関東自動車株式会社
  • その他、自動運転システムの設計・運行に関与している企業・団体:
    下野市都市建設部都市政策課
    株式会社みちのりホールディングス
    株式会社建設技術研究所
    先進モビリティ株式会社

◆導入フェーズ

  • レベル2の事業:実証実験

◆運行期間

  • 2025年12月15日~2026年2月27日 レベル2自動運転(調律運行のみ)

3.導入の経緯・目的

◆導入の目的、解決しようとした課題及び期待する効果

  • 利便性の低いバスを中心とした地域公共交通と、高齢化の進行による移動困難者の増加という課題を抱える下野市において、医療アクセスの確保と公共交通の面的な再構築に向け、持続可能な移動サービスモデルの構築を目指す
  • 下野市と隣接する定住自立圏内の小山市においても同一車両を使用し、運用人員や予備車削減等のコストメリットの検証を行い、広域的かつ効率的な自動運転運行体制のモデル形成を目指す

◆自動運転導入以外に検討・導入した取り組み

  • なし

4.自動運転システムの概要

4.1 車両

栃木県提供

◆使用車両

  • いすゞ(エルガミオ)
  • 着座定員28名(乗員を含む)

◆車両数

  • 全保有台数:リース1台
  • 路車協調:信号連携

◆車両・塗装のデザイン

  • 下野市のキャラクター「カンピくん」と小山市のキャラクター
    「おやまくま」を掲載。栃木県の特産であるイチゴのカラーリングにより、
    視覚的なPR効果を図った
  • 関係者で協議を重ねて決定

4.2 ルート

◆路線数

  • 1路線
  • JR自治医大駅から自治医科大学附属病院を結ぶルート(片道約0.9km)

◆運行距離(往復もしくは一周の平均距離)

  • 往復で約2㎞

◆ルートの特徴

  • 右図参照

4.3 費用負担

◆活用した国・都道府県の補助事業

  • 累積金額:142,000千円
  • 主な使途:車両リース等
  • 直近の年度の金額: 77,000千円(2025年度)
  • 直近の年度に活用した国・都道府県の補助事業の名称
    : 地域公共交通確保維持改善事業費補助金(自動運転社会実装推進事業)(国土交通省)

◆活用した民間資金源及び金額

  • 累積金額:-
  • 主な使途:-
  • 直近の年度の金額:-
  • 活用した民間資金源:-

◆自治体負担額

  • 累積金額:19,250千円
  • 主な使途:運行経費
  • 直近の年度の金額:19,250千円(2025年度)

◆直近年度の運行コスト

  • 直近の年度の金額:96,250千円(2025年度)
  • 主な使途:運行経費

◆事業性向上のために工夫していること

  • 企業版ふるさと納税の活用

4.4 運行実態

◆運行日・便数

  • 平日運行
  • 28便(2025年運行時)

◆配置スタッフ

  • 1便に乗車・従事しているスタッフ
    • 運転士:1人
    • 保安員:0人
    • 遠隔監視員:0人
    • その他
  • 遠隔監視員等が対応する車両数:-台/人

4.5 利用実態

◆1日平均利用者数

  • 80人/日

◆利用者の特徴

  • 利用目的:通院(薬局を含む)
  • 利用者の年代(多い順)
    • 20代~30代
    • 40代~50代

5.住民・議会への説明

◆住民への説明

  • 運行地区の住民向けの説明会の実施時期・回数:0回
  • その他住民の認知度向上・理解促進のために取り組んだこと:
    • イベントでのPR
    • チラシ、ポスター
    • webサイト(mygroove)による周知
    • 体験乗車会の実施
    • 小山市とのクロス周知

◆議会への説明

  • 議会での説明の実施時期・回数:0回

6.事業者のコメント

◆事業が地域に与えている効果

  • 知名度の向上
  • 先進的なイメージ
  • 国や企業との関係構築

◆工夫した点

  • 自動運転レベル4の実現に向け、自動運転技術のみならず、交通管理者、道路管理者、地元関係者とともに、自動運転バスの円滑な走行の検討を行った
  • 下野市と隣接する定住自立圏内の小山市においても同一車両を使用し、運用人員や予備車削減等のコストメリットの検証を行い、広域的かつ効率的な自動運転運行体制のモデル形成を目指している点
  • 産業祭での周知活動や特設サイトによる情報発信に加え、毎年度アンケートを実施し、社会受容性を継続的に把握している点

◆苦労した点

  • 自動運転バスの円滑な走行のための検討。自動運転バスで解決できない手動介入の事象の洗い出しと、その事象に対する解決策の立案
  • 自動運転バスの走行特性(法定速度遵守、障害物検知時の安全制御)に対する地域・交通参加者の理解醸成
  • 現在実施中であるが、自動運転レベル4許認可取得に向けた協議

◆今後の発展に関して構想していること

  • 自動運転レベル4での運行
  • 運行の無人化
  • 他路線への展開(広域的かつ効率的な自動運転運行)

7.担当窓口・関連資料

◆担当窓口

  • 栃木県県土整備部交通政策課

◆自動運転を紹介しているWebサイトや資料